ストレスチェック制度に関する我々の考え方

<ストレスチェック制度に対する「誤解」が蔓延>
・ストレスチェック制度とは、メンタルヘルスに関する医療の分野であり、医師による面接指導が中心的課題です。
・検査自体は、その後の面接やフォローにつなげるためのツールであるにもかかわらず現状では、ストレスチェック検査のみがビジネスとして扱われているため、本制度が検査の実施とデータ処理がすべてであると誤解されているようです。
・産業医の先生方も、検査のデータ処理が困難なため、外部の業者の手を借りざるを得ないと思われているようです。

【ストレスチェック制度とは】
●ストレスチェック制度はそれ自体が目的ではありません。
●ストレスチェック制度は単なる問診票検査ではありません。
●ストレスチェック検査 → 医師による面接 → 事後措置 までを丁寧に行い、職場におけるメンタルヘルス不調の未然予防 と 職場環境改善 にまでつなげるのがストレスチェック制度です。
●この制度を入り口として利用し、労働者にとっても企業にとっても有効な職場のメンタルヘルス体制を確立させることが目標になるべきと考えます。
●我々は、ストレスチェック制度を入り口として、真に労働者と企業にとって有効な支援を提供するために、精神科医が関わっていくシステムを作ることを目標としています。

<当協会とストレスチェック制度との関わり>
・当協会の代表理事である黒木と渡辺は2名とも、厚生労働省の要請によりストレスチェック制度の委員としてその作成に深く携わってきました。
・ストレスチェック制度に関する委員会における精神科医の委員は、代表理事の黒木と渡辺、そして理事の中村の3名です。

<精神科産業医協会としてストレスチェック実施を支援> 
・上記の現状を受け、当協会がストレスチェック検査のデータ処理を請負い、産業医の先生がストレスチェック検査を簡易に自ら行えるようにし、 “医療の制度は医療関係者の手で”との考えのもと、新たなサービスを提供することになりました。
・本制度における面接指導には精神医学的な見識が必要ですが、一般的に産業医の先生は精神科医ではありませんので、産業医の先生に実施者としてストレスチェック制度の面接指導も引き受けていただけるよう、当協会の専門医が支援・指導を行います。
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